先日、岡恒の刈込鋏のレビューを投稿しました。
何事も形からはいる私は、調子にのって剪定のこぎりも新しく購入することにしました。
今回、特に参考にしたのは以下のサイト群です。
評判のいいのは、神沢精工「サムライ鋸」、ユーエム工業「シルキー」の2社。
「サムライ鋸」は、ぼっちキャンプのヒロシさん御用達で有名です。
私の方は、他のいろんなレビュー記事も確認し、ユーエム工業「シルキー」で行くことにしました。
以下は、ユーエム工業の会社案内のURLです。
上記サイトから、あえてコンセプトと基本方針を抜粋します。
コンセプト シルキーは、鋸を通じて世界の人々に感動と喜びを届ける為に考え、歩み続けています。 基本方針 我々ユーエム工業は世界一の鋸メーカーとして世界一切れる鋸シルキーを作り続ける。
凄い会社です。
鋸の切れ味1点に集中して社運をかける覚悟に、感動を覚えます。
ここまで言われたからには、世界一の切れ味を試したくなります。
シルキーシリーズには多くの商品があります。
メーカーが決まった後も、商品選定のための選択肢はたくさんあります。
【折り畳み式か、非折り畳み式か】
今まで見た庭師の方は全て折り畳み式でしたので、プロは折り畳みが定番と思ってました。
でも携帯性はもちろん折り畳みですが、耐久性や力の入れ易さは非折り畳みの方がいいとの説が濃厚です。
【直刃か、曲刃(カーブソー)か】
直刃は刃が直線のため、板などの平らな木材の切断も行いやすい形状。
カーブソーは、力強く押さえつけるように動かさなくても、軽く当て手前に引くだけで木に食い込んで行く構造で
剪定に特化したもの。
【刃渡りは?】
記憶があいまいですが、たぶん造園科時代は240mmかな。
自宅で長年使用しているのは、270mm。
太い枝も切るのであれば長い方がいいわけですが、長いほどかさばります。
腰道具として身に着けるのであれば、本当は210mmくらいがいいけど・・
何日も熟考し、やっと決定しました。
これです。
ユーエム工業(シルキー) ツルギカーブ
刃渡り:270mm 右利き用
カーブソーで、生木の剪定専用で工作等には使えません。
(使ってもいいけど使いにくいです)
鋸というよりは、まるで刀のようで日本男児の所有欲をくすぐります。
鞘はアルミ製で高級感があります。
上は20年?くらい使用した自宅の剪定鋸。
シルキーは刃に特徴があり「アサリなし」という技術に粋を結集し、切り口がきれいに仕上がるようです。
(詳細はユーエム工業サイトで確認ください)
では早速切れ味を試してみます。
ターゲットは以下になります。
左:ヤマボウシ、右:サルスベリ
いずれも長年放任状態で5m程度の高木です。
左:エゴノキ、右:ライラック
スリムでカーブした刃の形状が、このように込み入った枝を切る時に真価を発揮します。
確かに切れ味が半端なく感動的です。
これは世界一・・・・かもしれません。
また刃が荒目にもかかわらず切り口も綺麗に仕上がります。
ユーエム工業おそるべしです。
ヤマボウシとサルスベリをけっこう切り詰めました。
何度も三脚を降りて確認しながらの作業なので、この2本のみで1時間半ほど経過。
そして、この剪定枝のボリュームです。
剪定枝がかなり多いので、予定変更でヤマボウシとサルスベリの2本で本日の剪定は終了とします。
剪定自体は楽しいのですが、この後始末が一番の課題です。
話を記事の趣旨に戻すと、シルキーの剪定鋸の評価は間違いなく◎です。
太い枝が多い剪定は非常に疲れるものですが、このツルギカーブであれば楽しんで作業ができます。
奥様、自信を持ってお勧めできる一品です。
是非お早めにご検討ください。
さて、たまった剪定枝をどうするかの課題が残ってますが、これについては次の記事に続きます。
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