今まで弘前市の藤田記念庭園について、いくつか投稿してきました。
上記はいずれも同庭園で活躍するNさんからのレポートを基に投稿したもので、私自身は実は庭園内に入ったことがありません。
これではいけないと思い立ち、ちょっくら日帰りで行ってくることにしました。
基本は車で行ける距離ですが、昼から飲むつもりなので電車で行きます。
特急つがる、意外とおしゃれな車両です。
2時間で弘前到着。
市役所前から歩いて行くと・・・
ドウダンツツジの生垣に囲われた、庭園シンボルの洋館が見えてきます。
庭園の入り口にやってきました。
本日は夜間も開園しているようです。
ちなみに藤田記念庭園とは・・・
弘前市出身の財界人・藤田謙一さんの別邸を大正時代に構える際に
東京から庭師を招いて作らせた江戸風な景趣の庭園。
現在は弘前市の所有となっています。
総面積は約6600坪あり、東北地方においては平泉の毛越寺庭園に次ぐ大規模な庭園とか。
庭園の入り口周辺には、喫茶室がある洋館やイベントを開催する匠館などがあり
有料区域の庭園内に入らなくても楽しめる施設があります。
それでは庭園内にはいります。
庭園は高台部と低地部に分かれていて、洋館のある東側は高台部になってます。
高台部の中心で存在感を放つのはシダレザクラで、樹齢180年、高さ16m。
高台部は岩木山を眺望できる借景式庭園。
右側の和館横から見る岩木山が定番なのですが・・・
うーーん残念、当日は雲りがちで自慢の借景を堪能することはかないませんでした。
低地部庭園の方へ降りてみます。
低地部は池泉回遊式庭園になっています。
高台部と低地部は自然の崖のような斜面で高低差があり、本格的な滝まであります。
当日は暑くて死にそうでしたが、ここの周辺だけは涼を感じるスポットでした。
滝の近くで遭遇したフジの巨木?
怖いくらいの存在感です。
低地部にある花菖蒲園。
当日は、残念ながら花は終わってました。
1か月ほど前に撮影した画像を頂きました。
6月下旬あたりから、こんな感じの見頃をむかえます。
イトトンボです。
庭園内では、こんな繊細で美しいトンボに遭遇することもあります。
お約束の水琴窟。
すでに頂いた音声データをブログ投稿済みですが、実際に聴いてみます。
自然な状態だと筧から出る水量が少なくて、音が小さいので
柄杓で直接砂利に水をかけて、しっかり音色を堪能しました。
茶屋の縁側からは、こんな感じで庭を眺めることができます。
池泉回遊式庭園。
大きな池を中心に配しその周囲に園路を巡らし回遊して鑑賞できるようにつくられてます。
けっこう高さのある松が多いです。
このような高木も高所作業車を使用して剪定するそうです。
西案内所の休憩所から見た低地部の光景。
休憩所の屋根と柱で額縁のように区切られて、絵画のような感じで楽しむことができました。
実際に訪問した藤田記念庭園、大名庭園の趣きたっぷりの良いお庭でした。
次は是非、夜間ライトアップされた幻想的な日本庭園を散策してみたいです。
コメント
全般的に写真のアングルが上手いと思います。
また、西案内所の梁を入れた構図も絶妙です。
因みに、池泉後方の松3本はNが剪定しました。