久しぶりに千秋公園に行きたくなり、昨日天気のいい時間帯を見計らって行ってきました。
秋田市民にとって庭といえばここです。定番中の定番。
ただ、普段遠目に眺めてる方は多いと思いますが、実際に公園内には久しく入っていない方が多いのではないでしょうか。
昔の花見の時だけとか、ツツジの見頃の時だけとか・・・
私もここ数年行ってませんでしたが、
先日訪ねた旧池田氏庭園の作庭者が千秋公園を作った長岡安平さんと知り
なんとなく行きたくなりました。
紅葉は散ってるでしょうが、晩秋の千秋公園もいいかもしれません。
というわけで、佐竹さんの居城・久保田城跡をさくっと散策です。
中土橋を通って、坂の手前まできました。
立派な門があります。以前はなかったですね。
二の丸に向かって坂道を登ります。
坂を上ったところに、あきた舞妓の劇場があります。
奥の方には「松下茶寮」というこじゃれたカフェが併設されてますが
冬季休業に入ってました。
二の丸の横、長坂を登って本丸に向かいます。
久保田城の表門で、本丸の玄関口として警備上の重要地点。
威風堂々の押し出しですが、現存ではなくて文献資料を基に再建されたものです。
表門の下手の広場から、二の丸の方向を見る。
コロナ禍の前であれば、イベントスペースとしてよく利用された場所です。
早く以前の賑わいが戻ってほしいものです。
同じ場所の左手からは大平山が見えます。
津軽富士のような独立峰とは違って地味な山ですが
このアングルから見る大平山はなかなかのもんです。
表門から本丸へ入ります。
本丸の北側高台にある御隅櫓(おすみやぐら)。
見張り場と武器庫の役割を担っていた建物で、平成元年に復元されたものです。
未だ落葉してないドウダンツツジとモミジが残ってたので
こんな感じで一枚撮影。
本丸から降りて、彌高神社までやってきました。
この敷地の一角には、完全予約制のレストラン「千秋亭」があります。
コロナ禍で心配してましたが、営業しており安心しました。
こちらの敷地内の庭についても別の機会に書くつもりです。
胡月池(こげついけ)という池泉。
ツツジの冬囲いが済んでます。
この池の石組みは中国の山並みを表現するように配置されていているとのことです。
が・・・今回は時間がないのでさらっと通り過ぎます。
別の機会に、ここの石組みについて深堀してみます。
胡月池から本丸に向かっての斜面はツツジの名所。
千秋公園の雪吊りは松のような高木はやらず、ツツジ限定ですね。
造園科時代の雪吊り実習を思い出します。
30分程度で下まで戻ってきました。
右に見える内堀でカモを見かけました。
少し近づいて一枚撮影。
こういう光景に癒されます。
やはり千秋公園は秋田市民にとって大切な庭です。
これからも季節ごとに訪れて記録していくこととします。
コメント
久保田城だったんですか…?
秋田城とばかり思っていました…秋田の皆さん無知でゴメンなさい。
立派な門構えです!