本日、自宅のハナミズキがいい感じだったので記録することとします。
20数年前、庭に木を植えようと考えた時の第一候補がハナミズキでした。
明治時代に東京からワシントンに送ったサクラの苗木の返礼として渡来した花木。
米政府の寄贈理由は、「日本国民ハ美術ノ国民ナリ」、「此樹ハ日本国民ガ桜花ヲ愛スルト同ジク 広ク米国国民ニ愛サレ白キ花カ四五月ノ交開クヤ 米国人ハ皆之レヲ各室々ニ飾リ愛観スルモノナリ」(公文書原文)と書かれていたそうです。
日本人が桜を愛するのと同じく、広く米国民に愛される木がハナミズキなわけです。
そんなサイドストーリーに憧れもあって、自宅には3本のハナミズキを植えています。

1本目はこちら、白花の大輪でたしかクラウドナインという品種。
20年近く前にホームセンターで買った1mくらいの苗木が、こうなりました。

玄関へのアプローチでは、下から見上げるような感じになります。

1階の部屋から見る。
花が上に向かって咲くので、より高い位置からの方が見栄えがいいです。

2階から見る。
このように上から見下ろせるような場所での鑑賞がベストです。
奥の方に2本目のハナミズキが見えます。

2本目は、こちらのベニバナハナミズキ。
同じ時期に植えましたが、樹勢は白花に比較するとよくありません。
花付きも悪い年がありますが、今年は良い方です。


近づいて見る。
あまりの放任状態で、隣の敷地にはみ出してます。
今年はきちんと剪定することとします。

3本目は、ほとんど人目につくことはありません。
家の裏側、こんな感じでひっそりと存在しています。
ここは砂利のスペースが無駄に広かったので、テスト的に枕木で植栽コーナーにしたものです。
当時8本の枕木を購入し、かすがいで接合し樹木用のコンテナを作ってみました。
枕木も20年近く経って腐朽が目立ってきて、役割は終わった感があります。
遠くないうちに、解体するかもしれません。
以上3本のハナミズキについて、久しぶりにじっくりと向き合ってみました。
花以外にも、秋の紅葉と赤い実なども鑑賞価値が高く庭にはおすすめの花木です。
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