秋田市では桜の時期も過ぎようとしてますが、毎年ちょうどこのタイミングで
自宅のジューンベリーが開花時期を迎えます。
4月21日時点の撮影。今年もいい感じで咲きほこってます。
この木は6月(June)頃にブルーベリーに似た赤い果実を収穫できるので
「ジューンベリー」というお洒落な名前で呼ばれます。
北米原産の落葉小高木で、別名はアメリカザイフリボク。
花は小ぶりで半径1.5~2㎝程度、花びらが5枚あり桜をほっそりとしたような形状をしています。
花びらが散ると、中心が少しずつ膨らんできて赤い実になります。
この樹を植えたのは、今から15年前。
当時、ジューンベリーを是非植えたいと考えたのですが
ちょうどいい植栽スペースがもうありません。
そこで殺風景だった駐車場に樹木のスペースを確保したく
造園会社の設計者と相談し、円柱形状の花壇を作ってもらいました。
その後たいした剪定もせずに放任状態に近いですが、それなりになじんでます。
庭木としてジューンベリーの良さはたくさんあるので
私が「自宅の庭に木を1本植えたい」と相談を受けた時は
ジューンベリーを勧めることが多く、実際に喜ばれております。
魅力としては・・・
・桜の開花時期と連動して咲く白い花
(花期は桜同様短く、はかないです)
・6月に収穫できる赤い実
・紅葉の季節も鑑賞価値がある
・成長が遅くほとんど管理の手間がかからない
・狭い庭でも育てやすい
・落葉なので、秋田市では雪囲いも不要
・耐寒性が強く病気や毛虫も少ない。
・株立ちの場合、里山にある雑木林のような雰囲気が出せる
と、メリットが多いです。
いいことだけ述べると不公平なので
難点も一つ、お伝えします。
果実がコンクリート・タイルなどに落ちた状態で放置すると
果汁がこびりつき美しくありません。
後で掃除が面倒になるので早めの対処が必要です。
まあ、デメリットはこれくらいしかないということで
十分に魅力的な樹木かと思います。
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