「南秋田CC」クルメツツジを移植し、秘密の裏庭をつくる

桜の季節が終わると、次に日本人の心を魅了するのはツツジでしょう。
これから多くの種類が咲き誇りライトアップされる秋田市千秋公園のツツジは、個人的には桜よりも幻想的で見所があると思ってます。
　　

自宅の庭のナツツバキの足下に植えたクルメツツジ。
放任状態ですが今年もいい感じで咲いてくれてます。
クルメツツジはその名のとおり江戸時代後期に久留米藩がつくり出した改良品種で、他のツツジよりも少し早い時期に花を咲かせます。
花も小型、樹高も低く、花付が良く育てやすいので重宝します。
　　

そしてクルメツツジといえば・・・
現在、当ゴルフ場でもクルメツツジを中心にした秘密の庭作りが進行中です。

顧客のキャデイバッグを積んで、クラブハウスの入り口とスタート地点を自動で往復するカート（通称：ちんちん電車）。
進行ルートは男子浴場の裏側を、ご覧のように通って行きます。
通常プレイヤーは目にすることのない場所、２０数年に渡るメンバーの私も初めて足を踏み入れた場所です。

長年特に手入れされず雑木林のような左側の部分を庭として整備し、浴場の窓から愉しんでもらうという企画です。

先ほどのカート方向から、庭方向を見た画像。
カイズカイブキの生け垣で全体が覆われた秘密の裏庭です。
不要な樹木を整理し、残ったのは松、イチイ、ツバキ、サザンカなど。
そして手前の空きスペースに新たに１０数本のクルメツツジを植えてます。
元々は１５番ホールのバックティーグラウンド横に群植されていたクルメツツジ。
これをバックホウで掘り起こし、軽トラで運んで移植しました。

薄いピンクの花が咲きかけてます。
今回は、開花時期に強引に掘りこして移植したので、今年の花付きはあまり期待できないでしょう。
この裏庭が最も鮮やかになるのは来年の今頃となりますので、今後も定点観測していきます。