大石武学流の庭園とは何か

庭師の訓練

弘前に来てから、大石武学流庭園なるものの存在を知りました。

青森県津軽地方には、京都などの文化の先進地とは異なる独特の庭園文化が生まれ、現在に至るまで継承されています。
大石武学流と呼ばれる江戸時代末期から近代にかけて津軽一円に広まったこの庭園の流派は、庭を造るにあたって空間構成や構造物について一定のパターンを用いることが特色です。
その流儀に則った庭園を同一地域で100年以上にわたって作庭し続け、現在も、弘前市・黒石市・平川市を中心に多くの庭園が残っているそうです。弘前市に限っても100を超える大石武学流庭園があるみたいです。

空間構成と構成要素についての解説です。
いろいろパターン化されているようです。

国指定名勝「盛美園」
盛美園は武学流の真髄を示した名園といわれ、築山庭造伝や造庭秘伝書の形式を忠実に再現したものです。

こちらは、平川市にある大石武学流の名勝「盛美園」の公式サイト。
2階が洋風で1階が和風という、和洋折衷の洋館が庭園を眺めるために明治41年に建てられました。
10月は造園科の授業として、この「盛美園」庭園見学会が予定されており今から楽しみにしております。

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