サッカーJ2の応援で横浜に行った際に訪問した庭をいくつか記録します。
最初は「山手イタリア山庭園」。
場所は石川町駅からすぐの小高い丘で、明治時代にイタリア領事館がおかれたことから「イタリア山」と呼ばれています。
石川町駅の南口を出たところ。
ここから300mくらい歩くと庭園到着です。
とういうことで至近距離のはずなんですが・・・
当日は熱中症警戒アラートが発令されたほどの酷暑で
少しの坂道でも超汗だくで上ることに。
到着しました。
正門から見て左右2つの洋館を取り囲むように庭が作られています。
最初に右側の「ブラフ18番館」の方から入ってみます。
階段を上ると洋館が見えてきました。
元々あった外国人住宅を移築復元したものです。
ブラフ18番館の由来は
現在の建物が建つ場所が旧山手18番地に位置することと、横浜山手が外人居留地だったころに、山手地区をブラフ”The Bluff”=「切り立った岬」と呼んだことにちなんでいます。
洋館の右側の園路の先に、見晴らし台があり・・
そこに立つと、横浜ベイブリッジを見渡すことができます。
見晴らし台から振り返るとイチョウの巨木が鎮座しており、味わい深いガーデンチェアも置かれてます。
この椅子に座りたかったのですが、実はこの特等席には既に先客がいました。
なので少しずらして幹で隠れるように撮影しております。
奥の方には・・
コニファーガーデンが作られてました。
ブラフ18番館を正面から見る。
素敵な洋館です。
館内のインテリアや家具など見どころがたくさんあるのですが、時間がないため今回は中には入りませんでした。
窓際に地植えされたアガパンサスが大株で、大変見応えがあります。
一旦、正門に戻ってメタセコイアの並木道を見る。
ここは紅葉の時期がおすすめです。
今度は左側の「外交官の家」の方に入ってみます。
家の正面のローズガーデン。
この辺りには見頃のバラが残ってました。
入ってすぐの左側の園路を歩いてみます。
奥のパーゴラに来たところで、振り返る。
こちらは家の裏側にあたりますが、理想的なプライベートガーデンの趣きです。
園路の先にはバラのアーチが続いています。
ここまでは完全にイングリッシュガーデンですね。
イタリア式庭園の要素はみじんも感じません。
家の左側の通路から反対側に行ってみます。
「外交官の家」の正面に来ました。
これが噂の整形花壇、見事にシンメトリックです。
遠くに横浜ランドマークタワーも見えます。
左の方には噴水の庭が続いており、このエリアがイタリア式庭園ということになります。
階段を降りてみます。
ツゲを刈込んで整形に仕立てられた花壇の中は、季節毎に植え替えられるようで
現在は、夏の暑さに強い濃いめの花で彩られてます。
手前の苺のような花は、センニチコウ。
派手な濃い目の葉はコリウス。
奥の赤い花は、ペチュニアかと思います。
いずれも真夏の花壇に重宝しそうな草花です。
花壇越しに外交官の家を見る。
メディアの紹介写真等で良く利用される構図です。
洋館の左手のメタセコイアと右手のイチョウが紅葉する時期が最高に綺麗です。
「バラと輝く噴水の庭」と呼ばれるアーチ噴水。
奥に位置する水盤、いずれもイタリア式庭園の代表的な装飾です。
洋館に入って2階まできました。
ここは主寝室から続くサンルームです。
サンルームの窓から整形花壇を見る。
この位置だと石川町駅のホームまで見えます。
ざっと見ましたので併設のカフェで涼むこととします。
(通常人気のテラス席は、酷暑のため誰も使用していません。)
山手イタリア山庭園、期待通りの庭でした。
きっと再訪するでしょう。
季節的には6月のバラ、11月後半の紅葉がおすすめです。
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