「上野公園」ソメイヨシノの源流に思いを馳せる

国内の庭

季節柄、ソメイヨシノについて少し考えています。
先日出勤中のラジオで、全国のソメイヨシノは上野公園の4本から広まったとの
ニュースを聞きました。

以下、ネットで再確認した東京新聞の記事抜粋です。

全国のソメイヨシノが、上野公園(東京都台東区)に植えられている四本から広まった可能性が高いとする研究結果を、公益財団法人「かずさDNA研究所」などの研究チームが明らかにした。
ソメイヨシノは接ぎ木で増殖されており、全国の木はゲノム(全遺伝情報)配列が同じ「クローン」になっている。
このため同じ地区のソメイヨシノが一斉に開花し、一斉に散る。
二〇一五年には、千葉大などの研究チームが上野公園内の小松宮彰仁親王像の近くに植えられた一本が原木の可能性があるとした研究結果を発表している。
 かずさDNA研究所などの研究チームは今回、その木を含む周辺の四本をゲノム解析するとともに、国内最長寿とされる青森・弘前公園のソメイヨシノなど、十九都府県に植えられている計四十六本の葉を分析した。
かずさDNA研究所の白沢健太主任研究員は十六日のオンライン記者会見で「四本がクローン増殖されて、全国に広がったと考えるのが自然」と分析。

なるほど。
園芸品種は基本的に接ぎ木と思いますが、ソメイヨシノも初期の頃から接ぎ木で増やしているんですね。
そして、同じ場所であれば全く同じタイミングで咲く理由も完全クローンだからということ。
納得です。
桜は一斉に咲いて一斉に散っていく
この日本人の琴線に触れる儚さは、接ぎ木で増やした結果と理解しました。

以前、杉の球果に関して以下の記事を書きましたが
杉の場合は、逆にほとんどが種からですね。

  
ちなみに私は東京勤務時、御徒町に住んでいて上野公園は散歩コースでした。
もしかして、当時上野公園内の小松宮彰仁親王像を撮影していないか過去の画像データを早速検索してみました。
結果は・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
  


国立西洋美術館前の「考える人」

同じく「弓をひくヘラクレス」

・・・くらいしか銅像の画像は見つかりませんでした。
  
今度上野公園に行った時は、必ず小松宮彰仁親王像とソメイヨシノの源流と思われる4本のソメイヨシノを記録してきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました