令和5年最初のお庭訪問をしてきました。
庭の入り口のひとつ、大手門にきてます。
ここは、どこの大手門かといいますと・・・・
ここです、都心のど真ん中「浜離宮恩賜庭園」。
前回大名庭園ついて書きましたが、広い意味ではここも大名庭園と言っていいかもしれません。
ところが 都内に残る大名庭園の一覧には、浜離宮は入っていません。
厳密には大名家の庭園ではなくて、ここは徳川将軍家の庭なので別格ということです。
六代目(家宣)あたりから庭の整備が進み、
歴代将軍によって改修されて十一代将軍(家斉)の時代にほぼ現在の姿の庭園になったようです。
浜離宮は、江戸のウォーターフロントと言われて昔も今も国民に愛されています。
しかし名前を聞いたことがあっても実際に行ったことがない方も多いのではないでしょうか。
私も今回初めての訪問となります。
ここは非常に広くて迷いそうなので上記のおすすめルートを参考に、大手門から時計の逆回りで見てきます。
それでは、大手門から入ります。
「三百年の松」です。
約300年前六代将軍家宣が、庭園の大改修を行ったときに植えられたものといわれ
現在都内では最大級のクロマツとか。
なにしろ真冬の訪問ですから、梅林はこのように残念な状態。
例年、1月下旬から2月が見頃だそうです。
2本くらい、こんな感じの梅もありました。
公園全体を見ても花木で咲いているのは、これくらい。
ツバキとサザンカの交配種といわれるカンツバキは、外見上サザンカとほとんど見分けがつきません。
これはサザンカ、カンツバキ、どっちでしょうか?
正直わかりません。
2つをはっきり分けるのは困難で、同じものとして扱っている専門家もいるくらいです。
ただ、庭園のパンフレットではカンツバキと記載されていました。
水上バス発着場。
現在、浅草発~浜離宮庭園行きが運行しています。
歴代の徳川将軍が船で御成り(訪問)する際に使用された場所。
「新樋ノ口山」と呼ばれる小高い山からは、レインボーブリッジが見えます。
横堀水門。
現在も潮の干満を利用して、東京湾の海水を「潮入りの池」と呼ばれる庭園内の池に出し入れしています。
高層ビル群に囲まれた、将軍の庭園。
シュールすぎます。
富士見山(築山)の辺りから、中島の御茶屋を見る。
この光景が一番気に入りました。
借景の汐留高層ビル群が水面に映って、逆さ富士ならぬ「逆さビル群」を撮れました。
中島の御茶屋。
茶室ではなく、将軍の接待(朝廷など)や休憩する場所として建てられたようです。
雪吊りのセンスもいいです。
復元された鷹の御茶屋。
将軍が鷹狩の合間に休憩するために作られました。
Hawk roomの看板があるので裏に回ってみます。
お約束どおり、鷹がいました。
花木園もありましたが、花木を楽しめる季節ではないのでチラ見して戻ります。
疲れたので大手門まで戻らず、帰りはこちらの「中の御門」から帰ります。
アクセスに関しては、汐留駅から「中の御門」に来るのがベストです。
今回、目についたのは外国人の多さです。
外国人向けの観光地として定番なのでしょう。
日本国民としても、一度は行くべき場所かと思います。
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