久しぶりに、旧高輪プリンスホテル(現:グランドプリンスホテル高輪)に泊まってきました。
ここは東京訪問時の定宿のひとつで、素晴らしい庭を持つホテルです。
品川駅から庭園の入り口まで徒歩5分程度。
3つのプリンス系ホテルに囲まれた日本庭園は、都会のオアシスです。
私は前職で品川オフィスに勤務していた時期があり、仕事帰りに立ち寄ることもありました。
以下は当時撮った画像です。
※撮影時期:2018年4月
高輪ホテルの1Fラウンジ「光明」の窓越しに日本庭園を見てますね。
このラウンジは庭を愉しめるカフェとして、居心地最高の場所です。
超おすすめで、ここでお茶を飲むためだけに駅から坂道を上ってくる価値があります。
宿泊当日の夜、ライトアップされた庭を通ってホテルに帰ってきました。
翌朝チェックアウト前、久しぶりにホテル内を散策し何枚か記録してきました。
ホテルの隣に佇む貴賓館。風格あります。
旧宮家竹田宮の邸宅だった建物で、現在は貸切パーティーや結婚式等で利用されてます。
フロント横から、日本庭園方向を見る。
意外性あふれる別世界に続く、このアプローチが気に入ってます。
庭に出る手前右側に、ラウンジ「光明」があります。
まだ営業前でした。
庭に出ると、ご覧の通りの真冬の庭。
正面のソメイヨシノの巨木は、桜の開花基準木として貴重な存在です。
こちらを進むと、向かいの新高輪ホテルにつながります。
鎌倉時代中期に建てられた奈良県長弓寺から1954年に移築された「山門」。
山門の向こう側には歴史的価値の高い建造物がいくつかあります。
山門と同時に移築された「観音堂」。
お堂の中には、人々が災禍から免れる御利益があると言われている十一面観音半迦像が安置されています。
こちらも同時期に移築された「鐘楼」。
大晦日の除夜の鐘つきイベントで利用されており、ホテルのシンボルとなってます。
ちょっとした露地風のエリアもあります。
こちらは、茶室として利用される「竹心庵」。
こちらは、茶室をイメージした和食料亭「惠庵(えあん)」。
品川駅に抜ける散策道を進みます。
右側の建物は、ザ・プリンスさくらタワー東京。
敷地内はソメイヨシノだけではなく17種約210本もの桜が植えられてるので
早咲き(河津桜)から遅咲き(霞桜)まで、約3か月間桜を楽しめます。
左手は、日本庭園内に佇むステーキハウス「桂」。
庭園を愉しみながら食事できるような造りになってて
夜は周辺がライトアップされ、いい感じになります。
同じ場所から右手を見る。
「さくらタワー」に向かってかなりの高低差です。
ここの斜面の庭を愉しめるように、さくらタワーの低層階はレストランフロアになっています。
常設の桜桟敷席もあります。
ここの桟敷席で楽しむ桜まつりは格別でしょう。
以上で帰るとしますが、今回ちょっと気になる情報を目にしました。
要約すると・・・
・現在、品川高輪口方面の再開発計画が進められている。 ・対象エリアにはプリンスホテルが占めるホテルの敷地も含まれる。 (計画は未発表)
まさかこの貴重な文化遺産を潰すことはないと信じたいですが・・・
気になります。開発の行く末を見守りたいと思います。
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