以前から行きたいと思っていて、なかなか行けなかった湯沢市のカフェ「ももとせ」。
この度、山形に行く所要があり立ち寄ることができました。
以下が「ももとせ」公式サイトになります。
100年以上経つお屋敷をリノベしたカフェ。
2014年5月オープンですから、10年近く経つんですね。
100年後も残っていてほしい、日本のものづくりへの願いを込めて「百年(ももとせ)」とか。
小さい看板に「百」の文字が見えます。
石と流木を配置したアプローチから入ります。
このあたりは、なんとなく茶室に向かう露地のような風情を感じますね。
少し狭さと暗さを感じ、奥に何があるんだろうと期待感を抱かせます。
入ってすぐの場所は雑貨の販売コーナーになってて・・・
左に目を向けると・・
こんな感じで、庭に面してカウンターが配置されてます。
さすがセンスいいです。
ペアガラスのサッシ枠も含めて木製家具のテイストが統一されていて素晴らしいです。
奥の方に目を向けると、テラス席もあります。
店内にはブックコーナーが4か所。
こちらのコーナーはインテリアやガーデニング系がメインでした。
そして、びっくりしたのは・・・
なんと、日本で唯一の庭の専門誌「庭NIWA」の最新刊がありました。
しかもバックナンバーも揃ってます。
せっかくなので、この本をお借りしてテラスで眺めることとします。
サッシを開けると、イージーチェアが2つ。
その横のこちらの席で食事をすることにします。
テラスの椅子に座って庭を見る。
100年以上経つお屋敷の庭を、できるだけ自然に残したと思われます。
手前の方は芝生ではなく、いわゆる雑草で覆われてますが何とも野趣あふれる感じで寛げます。
この世に雑草という名の植物は存在しませんし、雑草の定義は「望まれないところに生える 植物」(アメリカ雑草学会 1945制定)です。
その意味では、自然を生かしたグランドカバーと言っていいかと思います。
左奥の方は、モミジ等の高木が茂ってます。
手前の木はユズリハでしょうか。
新しい葉が開くと古い葉が垂れ下がるところから、子に座を譲るとう意味で一家の繁栄を現す縁起の良い木として扱われます。
見上げると、ご覧のような雑木林状態。
癒されます。
店の奥の方も、記録しときます。
居心地良さそうな、コーナーの席。
庭を眺めてまったりしたくなります。
既に予約済みで、人気の場所と思われます。
奥には明治時代から建つ黒漆喰塗りの内蔵があります。
100年以上経つ建物をそのまま生かし、趣きを楽しめる空間に仕立てられてます。
(残念ながら中には既にお客さんがいましたので、撮影は断念)
100年後も残っていてほしい願いが込められた「百年(ももとせ)」。
評判通りの素晴らしいお店でした。
また寄らせて頂きます。
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