バックホウで岩木山の雪を除雪する

庭師の訓練

本日は久しぶりにバックホウを操作しました。
造園科では8月に全員が小型車両系建設機械の特別教育を修了してますので
一応、重量3トン未満のバックホウ操作資格は保持しているわけです。
一応と書いたのは、8月の特別教育以降私は全く操作しておらず
ほぼ忘れてしまっているということです。

なんと言っても建機・重機の操縦は男のロマン、
せっかくの資格がぺーパーではもったいないです。
私は4月以降にゴルフ場の仕事で使用する可能性があるため、
今回久しぶりに練習する機会を頂きました。

ところで、バックホウやユンボ等、上記画像の油圧ショベルの名称はなぜか複数存在します。
どうでもよい話ですが、せっかくなのでこの機会に整理してみます。

以下は、ほぼ同じ重機のことを指しています。

・バックホウ(バックホー)
 日本の行政で使われている名前
・ユンボ
 『レンタルのニッケン』の登録商標
・油圧ショベル
 建設業界で一般的に使われている名前
・ショベルカー
 主にマスコミが報道で使う名前
・ドラグショベル
 国土交通省の文書で使用される名前

実際によく使われるのはユンボバックホウかと思います。
ユンボは
「ユンボのオペレータ募集!」とした方が文字数が
少なくて済む利点で普及した説もあります。
バックホウはbackhoeがその名前の由来で
back(後部)とhoe(くわ)が合わさってbackhoe。
日本の行政用語として扱われているために広く普及しており
特別教育の教科書はバックホウで統一されてました。

ところで、統一されないのは名称だけではありません。
レバーの操作方法までもが、メーカーによって違うのです。

学校のバックホウは日立製でありJIS規格とは異なるレバー操作となります。
左レバーの上下と左右がJIS規格と比べて逆転していて
縦の操作で旋回するので「縦旋回」というそうです。
どう考えても左右旋回するのにレバーを左右に移動した方がいいし
アームの操作もブームと同じ縦操作の方が直感的にいいに決まってます。
JISに対抗して何故このような日立パターンを作ったのか理解に苦しみます。

・・・・と思って、調べて見たところ
私の思慮が浅かったです。
やっぱり意味はあるんです。

【横旋回】JIS方式
直感的で、感覚的に掴みやすい操作パターン。

【縦旋回】日立(※コマツパターンというそうです)
直感的な感覚の掴みやすさについてはJIS方式より劣っている。
しかし、一旦操作に慣れてしまえば、JIS方式よりも作業性が高くなるそうです。
例えば、バケットに付いた土砂などを振るい落とす等、
アームを小刻みに操作することの操作は、
 横旋回:左右非対称のレバー操作
 縦旋回:左右のレバーを、内側に寄せる・外側に倒すを繰り返す
であり、縦旋回の方が操作が容易になるとか。
それ以外にも、縦旋回のメリットはあるようです。

ひとつ勉強になりました。
反省して本日の作業に戻ります。

こんな感じで、造園科の敷地の雪かきをやってました。
熟練者だとバケットでアスファルトを撫でるようにすくっているように見えます。
まずは初心者モードで安全第一にと。
動画も撮って頂いたのですが、褒められたものではないので
発信は遠慮しときます。

途中で気分転換の1枚。
バケットの真下に見えるのは、霊峰岩木山です。
ちょうど、岩木山を上から削り取る構図で撮影して頂きました。
もう少し空が青ければくっきり見えて最高でした。

以上、バックホウと私 を終わります。





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