造園科の卒業研究「作庭実習」が始まる

庭師の訓練

2月10日から、作庭実習がはじまってます。
作庭実習とは、各自設計した庭を自分以外のメンバーを職人として指示しながら
庭造りをおこなうもので、いわば造園科の卒業研究です。
なんだか集大成ぽい感じがしていいと思います。
既に何名かは完了しており、みなさん個性的な庭が多いので別記事で紹介していきます。

とりあえず本日は概要編として、作庭実習の進め方について記しときます。

【事前準備】
作庭前までに、平面図と透視図(パース図)を作成します。
施工エリアは横6メートル、奥行き5メートル。
また使用出来る資材は、造園技能士の実技試験で使用したものが主なので限られてます。
植栽も同様、限定された8本程度しかありません。

ちなみに私の平面図と透視図はこんな感じです。(やっつけ仕事で恥ずかしい限りです)
平面図には庭のテーマ、テーマの意味説明、施工ポイント、使用材料等も併せて記載します。
造園科は14名なので、13名をどう使うかの役割分担も事前に検討しときます。

 

【作庭の日】
作庭担当者が自分の庭テーマ、施工ポイント、役割分担について説明し
施主兼親方としてメンバーを指示して庭作りを進めます。
工期は、4時間程度で完了するケースが多いです。
完成後は写真撮影会の後に、施主よりスピーチ(ここで感極まって号泣もあります)
つづいて各メンバーより感想を述べて完了。そして解体。

これを14回繰り返します。

以上、作庭実習の概要でした。


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