特別名勝「六義園」に行く

国内の庭

しばらくさぼってましたが、久しぶりに記録します。
    
以前、大名庭園について以下の記事を書きました。

「大名庭園を楽しむ」安藤優一郎(著)
年末から思うところがあって、以下の本を県立図書館から借りて読んでます。 今年から大名庭園をテーマに、いろいろ考えて見ようと思ってます。カテゴリー「大名庭園」も新たに追加します。ところで大名庭園の定義とは何でしょうか? W...

今回その大名庭園の一つ、「六義園(りくぎえん)」に行ってきました。
五代将軍・徳川綱吉の重臣だった川越藩主・柳沢吉保が築園した大名庭園です。
明治時代に三菱創業者・岩崎彌太郎の別邸となった後、昭和13年に東京都に寄付されました。
国の特別名勝にも指定された貴重な文化財です。

場所は、ここです。
駒込駅から至近距離にあります。
正門は反対側にありますが、駅に近い染井門から入ることとします。
  

染井門です。
それでは入ってみます。
   

正統派の池泉回遊式庭園です。
海辺に見立てた大きな池泉と、それを囲む山辺に見立てた大小の築山から構成されています。
今回は、右下の染井門から千里場を通って左側の内庭大門に向かい、そこから時計回りで池の周りを散策してきます。
時間があまりないんで赤線ルートで行きます。

千里場を正門に向かって進みます。
ここは馬場として造られ、かつては武術の鍛錬の場でもあったようです。
鬱蒼として、しばらくは全貌が見えません。
   

内庭大門に近づくと、一気に視界が開けて竹林が目に入ります。
白い土蔵も見えますね。
 

左手に進むと、内庭大門の方向です。
   

内庭大門の前にある、しだれ桜。
3月末が見頃なので、残念ながら花は終わってました。
  
  
1週間早ければ・・・

(財)東京都公園協会公式サイトより

こんな素晴らしい姿を見れたんですが・・・
   

当日、左手のソメイヨシノは満開でした。
   

「内庭大門」から一度出て、入りなおします。
この門は岩崎家所有当時の雰囲気を残していますが、現在の門は東京市によって再建されたものとか。
かつては門をくぐった先のしだれ桜付近に、岩崎家の「御殿」と呼ばれる邸がありました。
   

こちらから入って、時計回りで池の周りを散策していきます。
   

さきほど竹林越しに見えた、岩崎家所有の時代に建てられた土蔵。
秋には、土蔵(くら)ジェクションと称して、壁面にプロジェクションマッピング映像を流すイベントも開催されます。

土蔵の前付近から池泉方向を見る。
かつてはこの辺りに岩崎家の邸があり、庭園を眺める重要な視点場だったようです。
この位置では視界にビルがない庭園を楽しむことができます。

主景観の一つである中の島。
夜間特別観賞ではライトアップされ非常にきれいです。
  

アーチ状の小さな石の島は、蓬莱島。
仙人が住む不老不死の島を表現するもので、日本庭園で好んで造られます。


滝見茶屋なる、東屋にきました。
ちょっと中で休んでいきます。
  

東屋の周りを渓流が走り、中から滝や石組みの景観や水音が楽しめるようになっていて冷涼感満載です。
当日は暑かったのですが、東屋に入った瞬間「涼しい」と感じました。
  

滝見茶屋を出て少し行くと、こんな分かれ道があります。
右の「吹上茶屋」方向は池泉に沿って進む「海辺の景」
「吟花亭跡」方向は築山があり「山辺の景」となります。
  
今回は時間の関係上、海辺の景を辿っていきます。
      

吹上茶屋の手前にある、吹上松。
六義園の完成は1702年で、その頃に植えられたであろうと言われている古木です。
  

吹上茶屋を過ぎていくと、藤代峠なる看板があります。
園内で一番高い築山とのことなので上ってみます。
   

ここが頂上です。(標高35m)
   

頂上から園内を見る。
頂上から池に向かってツツジが列植されています。
残念ながら、見頃ではありませんでした。
  
4月後半であれば・・・

(財)東京都公園協会公式サイトより

こういう階段を上って・・

(財)東京都公園協会公式サイトより

頂上から、こんな景色を眺められます。
  

  

藤代峠を下りて進むと遭遇する、渡月橋(とげつきょう)。
大きな2枚の御影石を繋げた、人気スポットです。

渡月橋を、少し離れた周辺の園路から撮影しました。
このアングルは有名で、よくメディアで紹介されます。
秋の紅葉の時期に訪問すれば・・
真っ赤に染まるモミジと石橋の絶景コントラストを楽しめます。
 
   
    
都心でアクセス抜群。
江戸時代から続く歴史・文化・自然を兼ね備えた、大名庭園の定番ともいえる庭です。
また行く機会があるでしょう。
4月後半のツツジ、11月末の紅葉の時期が特におすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました